曲芸の次は「実り」なのか!?

Navel『俺たちに翼はない』延期&Prelude発売決定


なっ、これは……!?い、いつのまに………。就活関係のサイトばかりに飛んでいるので、全くと言っていいほど気づきませんでした。遅まきながら、ちょっと意見でも書きときましょう。


◆しかしこれはまた……、曲芸商法とは違った経営戦略を立ててきましたね。エロゲー会社の台所事情が苦しいのは知ってますが、これはあまりにも値段が酷すぎる。6500円(税別)と言ったら、中古ショップでたいていの作品が手に入る値段です。流石にプレミアには届きませんけど、個人的良作の『カタハネ』が980円でセールされている現実*1を思えば、このファンディスクを買うより中古屋で何か別のゲームを探したほうが、遥かに有意義なゲームをプレイできると思います。


◆Preludeで印象深かった作品と言えば、minoriが出した『ef』。こちらは前後編に分割した上で、それぞれにファンディスクを事前に発売していました。前編はかなり話題に上りましたが、後編のほうは買わなかった人もかなりいたようです。


◆おしなべて本編前の準作品というのは、本編の「実」を結ばせる意味で製作されていません。その殆どが低評価である傾向からも、全く注力されていないのだと分かります。だからこそ、私個人としてはなおさら腹が立つし、「はよ本編出せや!!」と言いたくもなります。それと、こういった「本編前作品」を出すごとに、ブランドに対する求心力が下がる人も、恐らくは出てくることでしょう。本編の価格を上げてくれたほうが、まだ胸がすくというもの。発売前からユーザーと摩擦を起こしちゃいけませんよ、それがたとえ一部の人間であっても。


◆この商法、個人的に「実り商法」と名づけさせていただきます。minoriはminorityということで名づけられたそうですが、「実り」とも掛けているらしいので。私はそれと同時に、「この商法がminorityになってくれ」という願いも込めさせてもらいました*2。もうそれはそれは、かなり切実に。

*1:セールがあった時に買ってきました。去年の秋口の話ですが、今でも3000円はいかないでしょう、たぶん。

*2:一度誰かがやり始めると、それこそよかれと思ってやり始めますからね。それが人間の集団心理だと言われたらそれまでですが。