第六回:砕月-天零萃夢-

 東方萃夢想より-砕月-のボーカルアレンジ。東方シリーズのファンは必聴の一曲かと思われます。蒼桐大紀(あおぎりたいき)さんが作詞なさり、飛絨毯さんが原曲をアレンジして歌詞入れをなさいました。今回はちょっと歌詞を掲載する事が出来ませんので、リンク先から視聴なさってくださいませ。空空漠漠たる曲調ながら、厚みと渋みがあります。


追記…ご本人さんが、引用しても構いませんよ、ことでしたので掲載させていただきます。ありがとうございます。

「砕月-天零萃夢-」

original:東方萃夢想 -砕月- 原曲…U2氏「砕月」 歌詞…蒼桐大紀(あおぎりたいき)さん(祀色工房) 曲Arrange…飛絨毯さん(Flying-Carpet Syndrome) 夜霧の間に間に月充ち満ちて 仰ぐその様人知れず 隠れ秘められし天手力(たぢから)は 比ぶるべきもの無し 棲まう土地なく天の沙汰もなく 隅に闇にと息潜め されど人の生きる淵には 常に根ざすものたち 荒(すさ)ぶる神と讃えられもせば 悪しき化生(けしょう)と打ち払われて 人の怖れそれさえも すべて絆が為 黄昏過ぎていまぞ宵の口 宴に集え依童(よりわら)よ なれどそれは人の欺き 狩られゆくものたち もはや楽しき伊吹などは無く 月の明かりさえ砕かれて かつての絆は絶え果てる 永久に消えたものたち 過ぎる年月(としつき)を幾つ経たことか いずれ人にも忘れ去られて 幽(かす)かに残る幻は いつか見た萃夢想