第十一回:僕の肩を貸してあげるよ

 ‘たかはしべん’……という名前に聞き覚えはあるでしょうか?もしご存知の方が訪れた人の中にいたならば、それは素晴らしいことです。その方は、きっと演劇やチャリティー活動への意欲が旺盛な方なのでしょう。でも、大多数の方がはじめて耳にする名前だと思います。音楽の表舞台には殆ど出てこないシンガーソングライターさんです。そのCDは、Amazonさえ取り扱っておらず、ご本人のホームページでしか購入する事が出来ません。それもそのはず、活動母体が極めて限られた年齢層にしか浸透していないためです。子供の頃に聞く機会がなければ、私もこの名前を一生知る事はなかったはずです。
 歌っている曲の多くは、幼い子供にも理解できるような真っ直ぐな詩が特徴的です。その実直な内容が心に響きます。大人になれば、誰しも子供の心を忘れてしまう。でも、この人の曲は、そんな心を取り戻させてくれる清涼剤なのかもしれません。コンサートでは、曲を聴いて涙する大人もいるほどです。
 …前口上が長くなりました、ニコニコ動画に曲がいくつか落ちてましたので、アカウントをお持ちの方はそちらをお聴きください。



たかはしべん 僕の肩を貸してあげるよニコニコ動画

なぜか変換できない3ニコニコ動画・曲のみ)

たかはしべんさんのホームページ

僕の肩を貸してあげるよ

僕の肩を貸してあげるよ 野畑耕作 作詞 たかはしべん 補作詞/作曲 僕の身体で間に合うのなら いつでも君に貸してあげるよ 君が恋にやぶれて 悲しみにその身が震えているなら 薄っぺらだけれどこの胸を 両腕ごと貸してあげよう 生きてる僕の心の音と 血の暖かさぐらいなら 君のじゃまには ならないだろう 僕の身体で間に合うのなら いつでも君に貸してあげるよ 君が頬のなみだの 行き先を探しているのなら 少し貧弱な肩だけど 骨張った肩を貸してあげよう 頭をもたれ眠ってしまっても 君が目覚めるまでくらいなら 僕が支えてあげるから 僕の身体で間に合うのなら いつでも君に貸してあげるよ 僕の身体で間に合うのなら
 いかがでしょうか?個人的には、「僕と点数」や「イマジン」*1、「みんなどこへいったの」が特に好きですね。このブログにはそぐわない内容かもしれません。ただ、べんさんの曲は、私の頭の中に10年来残っているということで、その中から視聴できるものを紹介させていただきました。

*1:ジョン・レノンのカバー。詩がアレンジしてある