『Tears to Tiara』レビュー【弐】

 教習の空き時間までノーパソを持ち込んで、頭を抱えつつ執筆してました。当の教習はと言うと、効果テストの合格回数が規定に達したので、あとは実技の時間数を埋めるだけとなります。卒検すら合格できれば急ぎ帰りたいところです。



 さて、今日は何を書こう(汗)。

 ・・・・・・うーん。『Tears to Tiara』の批評空間内のレビューや得点を見てみますと、やはり『うたわれるもの』との類似性が多数指摘されており、両者を天秤にかけて点数を入れていらっしゃる方が多いのが目に付きます。そして、大多数の方が『うたわれるもの』以下という認識のもとに一つの集団を形成している事実。そんな中にあって、ちらほら“シナリオが向上した”という風な文章が見て取れます。



この認識、皆さんいかがでしょうか?



・・・非常に難しいところだと思います。シナリオの単純比較は複数の事象がこんがらがって、どうしても漠然とした主張しか浮かんでこないので大変厄介です。私もこれには是非をつけかねています。

 『うたわれるもの』で築いた“王道的ファンタジー”の延長線と見るならば、このシナリオは成功しているのかもしれません。たしかに“熱い”物語ですし、筋道も『うたわれるもの』よりはしっかりと地を繋いでいました。しかし、ファンタジーにありがちな多人数劇で、多くのキャラクターが脇役ないしそれ以下の扱いを受けていることに対しては疑問を覚えます。特にこの作品の問題は、冷や飯を食ったのが女性キャラであることに尽きます。なんのためのエロゲーなのか分かったもんじゃありません。ここを衝かれるとこの作品は痛い。
 私はシナリオあってのキャラであると同時に、キャラあってのシナリオであると考えているので、両者ともにおざなりにしたくないのです。この点に関しては、あまりこの『Tears to Tiara』に好印象を持っていません。


 『うたわれるもの』で派生した“王道”とは、一体どのようにLeafに作用したのでしょうか。そしてLeafは、今後とも“新たなスタンダード”をシナリオにて提示するのでしょうか。次回作『君が呼ぶ、メギドの丘で』は『Tears to Tiara』とは違って、比較なしに評価される作品であることを願うばかりです。



 ・・・これ自体がミニレビューとなってますけど、あまり気にしないでください(汗)。
 しかしシナリオからキャラから何から何まで、『うたわれるもの』と『Tears to Tiara』は似すぎています。今日はシナリオに関して駄文を連ねてみました。後日キャラクター等も補填したいと思います。本日はこれまで!



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