気づき〜レビューの質が劣化した件について〜

 いまさら蒸し返すようで申し訳ないが、以前“レビューの書き方”に関して、お叱りとも取れるご指摘を受けたことがある。その時、私は柔軟な対応が出来ずお座なりにしてしまった。自身のレビューが悪い方向に変容している、と薄々感づいていたにもかかわらずだ。
 思えば、その頃から今に至るまで、拙レビューの多くは守備的な論で綴られているものばかりだ。読者感情を心の片隅で慮っていたせいか文章が死んでいる。考えていることの半分も記事として捻り出せていない。 長らくレビュアーをやった結果、次第に瑞々しさが失われていったのだ*1

 本来ならば、こういった気づきはブログに書かず、私個人の心の中で暖めておくべきなのかもしれない。しかし、どこかでケリをつけなければ私の心が収まらなかった。自分の批評を批判するのも可笑しな話だが、なんだか目から鱗が落ちた思いがする。

*1:ブログ開設後は、自分でも情けなくなるほど文章が乱れている。それでも、四苦八苦していたのは事実なのだ。